a wish / S.ver Category:SS Date:2007年10月10日 お誕生SS、サスケVer。大急ぎで書いたからぐでんぐでん。ハニー、メールありがとねvvつか「お誕生日・・おめでとう」サスケ萌え!それを「ナルトからメールだ」にも萌えたvvvvvちょwお前らメルとかしてんのか!!!つかナルちょのメール(TOサスケ)は全部好きだってばよーとか入ってそうね。それはそれでウザイ(笑)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ もうお前の名を呼ぶことなんて、できるわけないのに。「まだか…いつまで待たせる…」修行をつけてもらおうと待っていても、目当ての主はなかなか現れずに。俺は待ちぼうけをくらっていた。冷たい床が、一層俺をいらだだせる。「サスケくん…大蛇丸様にまたそんな口の聞き方を…」カブトがいつものように小言を言う。五月蝿い。毎回のようにつむがれるこいつの言葉には腹が立つ。関係ない、お前には。「大蛇丸は?」俺が苛々しているのにわかに気付いたカブトは溜め息をつきながらそれでも今まさに苛つく俺のチャクラに警戒しながら言葉を発した。それは俺が望んでいた言葉ではなくて。「大蛇丸様は忙しいお人なんだよ。残念ながら今日の修行はむ…サスケくん?」修行が出来ないのならこんなとこにいても仕方ない。この場から立ち去ろうと腰を上げた。その時、ふと。なぜだかわからないけど。ただ、気になった。「今日は何日だ?」聞かれたカブトの方も驚いていた。それもそうだ、自分ですらわからない。ただ、気になった。「十月……たしか、十日だね…」それを聞いた時、不思議と胸が鳴った。カブトもそれに気が付いたのか、不思議そうに。「十日…そういえば木の葉の慰霊祭だね・・・そんなに君が抜けた里にまだ関心を持っているとは驚きだよ。」…違う。 ・・・・・・・・違う。別にそんなことじゃない。今日は。アイツの。慰霊祭なんてくだらないと思ってた。いくら祈ったって過去に戻れるわけじゃない。家族が帰ってくるわけじゃない。だから誰もいないところで、あの火影の山で上から見下ろしていた。そして、気が付けば先客がいた。それがアイツだった。それから毎年同じ日は同じ場所で、アイツと一緒だった。なんかするわけでもなく、ただずっと座っていた。同じ班になっても、それは変わらなかった。アイツの、誕生日だと知ってても。何も言う気はなかったし、アイツも何も言わなかった。そんなこと今更だし、アイツもそんな言葉を必要としてたわけじゃない。ただ気がつけば、そこに。空気のように。まるで自然に、俺たちは存在していた。いつもケンカばっかだった。いつも合わなかった。いる場所が違ってた。お前は光で、おれは闇。お前は俺をずっと嫌いだっただろう。それなのに、なぜ?お前は俺を見捨てないんだ。俺なんかをもう、見捨てればいい。お前の目指す道を行けばいい。もう俺にはお前の名前を呼ぶ権利なんてないけれど。ウスラトンカチ。願わくば、この日だけは、お前に祝福を。ずっと言えなかった、言葉に。ただ祈りを。PR