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ゲンミツにdo!でSHOW(*´ω`*)

某声優さんとかナルサスとかその他ヲタ要素を呟いてます~~.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★*

お誕生日SS

サスケ、お誕生日おめでとうとうとうとうとう・・!



日付越えやばいが!とりあえず!!!
後々TEXTにのせる時は手直しすると思われます。
とりあえず、届けー!!!

ちなみにネタは今書いてるバンドパラレル設定。
ちなみに設定はナルトくんは「火影」サスケは「HEBI」というバンドにいます。
元々一緒にいた2人は大蛇丸の手によって引き裂かれてしまうのです(それがサスケが裏切った感じに見えるわけです)
本編は9月27日に発行予定ですよー。

そんなわけで番外でナルトにお誕生日の歌を歌わせたい!っていうことで書いたんですがねー

本当はTOKIOさんの「メッセージ」とか歌って欲しかったんですがね、あれはBDソングではなかったので無難に(笑)
てか絶対ナルトはTOKIOとか嵐とか歌ったら様になる子だと思います、にまー。
ヘタクソな歌と、ギターは
あの頃よりも 少しはマシになっただろ?
ただ、気持ちだけ
あの頃と少しも変わらないんだ。

「BE HAPPY」

今日は特別な日だった。
この特別な日に、いつも必ず歌う歌がナルトにはあった。
それは、ただ一人の為の歌。
だから、今日テレビ収録があるって言われても絶対歌おうって決めてたんだ。
例えそのただ一人が見ていなくて、それは自己満足なのかもしれないけど。

「火影」は、ナルトが率いる今一押しのバンドだ。めきめきとライブ活動で人気を集めたナルトたちはテレビ出演するまでのビックになっていた。これもマネージャーとしてやってきたカカシの敏腕ぷりと、何よりもバンドのメンバーであるサクラ、サイのおかげだともナルトは思っている。
今日も、生放送で有名なYステーションという音楽番組に出演アーティストとして参加している。今日は2曲歌う予定だ。一曲目は一番人気の曲、その後今日の初披露の新曲だ。イントロにナルトのギターソロが入る、バラードからロックな珍しい曲調が特徴だ。
リハーサルを歌い終わったナルトは、控え室に戻る途中にこっそりとバンドのメンバーのサクラとサイを呼んだ。マネージャーのカカシには知られたくない。

「あのさ、あのさ・・・頼みがあるんだけどさ・・」
「何よ?」
「2曲目の俺のギターソロなんだけどさ・見て見ぬふりしてくれってばよ!」
そう言って、ナルトは有無を言わさず頭を手を合わせて”お願い”のポーズだ。
「あーいやさ、今日さ・・歌いたい曲があってさ・・」
「何よ、歌いたい曲って!」
「いいんじゃない、別に。」
怒るサクラの横で、サイがにっこりと笑った。
「面白そうだし、いいんじゃないかな。」
「サイ~」
「サイはナルトには甘いわよ!」
同意者が得られたことで一気に顔が綻ぶナルトと対象にサクラが呆れた顔をするが、もうこうなったら自分には分が悪いことはわかってる。
そんなサクラを見て、さらにサイはにっこりと笑った。
「甘いんじゃなくてさ、なんか楽しそうだと思ったから。」
「あーもういいわよ。とりあえず、好きにしなさいよ、もう。」
「ありがとう!サクラちゃん!」
ナルトはサクラにお礼を言う。

さぁ、お膳立ては出来たぞ。


本番。
1曲目が終わり、続けて2曲目。
ナルトのギターソロだった。
ゆっくりのテンションから一気に上がるメロディラインのはずが、聞こえた来たのは誰もが知ってる曲。



「はーっぴばーすでーとぅーゆー♪」

歌に載せて届くといい、今日の大切な日。

{!?)

「はーっぴばーすでーディア、サースケー」

なぁ、知ってるか?
俺は今でもこんなにも、お前を思ってるんだ!



その歌詞でサクラの顔面が蒼白になり、サイはにっこりと笑いながら呟いた。
「やっぱりサスケくんの誕生日だったんだ。」

それをスタジオ隅で見ていたカカシはため息をついた。

「なんかするかなーと思ってたけど。まさかね・・。
とりあえずこれ終わったら質問攻めにされるな。
・・うちと、そして向こうさんもね。」

◆◆◆◆◆

その頃、たまたまスタジオの休憩時間中だったバンド「HEBI」のメンバー。休憩中につけていたテレビの画像に最初に反応を示したのは香燐だった。
まさか突然、同じバンドメンバーの名前が、誕生日の歌から聞こえてくることに。

テレビの中のナルトがよりによって隣のサスケのバースデーソングを歌っている、というかそもそもサスケの誕生日今日だったのか、いやいやそれよりこいつはサスケのなんなんだ、と思考回路がぐるぐる回ってしまう。

二番目は水月。
テレビに見えたのは、勝手サスケの後をこっそりと着いて行った先のライブで見た姿。
サスケが食い入るように見てたから、興味を持った。
「あれ・・?この彼って・・・ねぇ、サスケ・・」
サスケの知り合いだよね、と聞こうと思った。思ったのだが、そのサスケの姿に驚いた。

口は半開き、いつものクールな顔がどこか間抜けにも見える。
驚くのはその後、一気に顔が真っ赤になって、口元を必死に抑えている。
まるで、恥ずかしそうという言葉がぴったりかもしれない。

(もしかして、サスケ・・照れてる!?)

その姿に可愛いと思うものの、口に出して言えば確実に怒られるのは目に見えている。でも、こんなサスケ滅多に見れない。水月はニヤリと笑いながらサスケの耳元で囁いた。

「愛されてるね、サスケ。」

案の定、楽譜が顔に飛んで来た。

「うるせぇ!!」

そう言うと、サスケは部屋から出て行った。
扉を閉めると、一息つく。

(あんな恥ずかしいことしやがって、ウスラトンカチ・・)

忘れてない。
覚えていてくれた、そう思うと嬉しい。
いつもあのヘタクソなギターで毎年の自分の誕生日に歌ってくれたナルト。
あんな裏切った自分をそれでも気にとめてくれるのか。
それが、切ない。

「まぁ、成長しているのだけは認めてやるか。」

そう言って、サスケは笑う。

変わらない、アイツ。
今日もまだ自分を思ってくれている、それを幸せだと思った。

なぁ、まだ俺はお前の場所に戻れるのだろうか?


廊下の遠くから大蛇丸のカナキリ声が聞こえてきた。
きっとテレビでのナルトの行動に怒っているのだろう。
おそらく明日、下手したら今夜から記者たちに質問攻めだろう。
その前にお小言なんてごめんなのだから。

そう考えながらも笑みがこぼれる。
サスケはそうしてスタジオに向かった。
休憩なんかしてられない、今なら最高の曲が歌える気がするんだから。

後にこの曲が「HEBI」のセールスNO.1になることをまだ誰も知らない。


END

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